東京都新宿区
2012年12月設置
4.194kwシステム
環境保全効果植林1258坪分
定年退職後の福澤諭吉研究
今回のエコステーションの方は、福澤諭吉協会の会員でもあり、また鴨川義塾の理事もなさっている大久保様です。
「鴨川義塾というのは、鴨川にキャンプ場のオーナーである大学時代の友人が2003年に開塾した塾で、そこのロッジで鴨川市民の方を対象に福澤諭吉の教えを講演したことが始まりです。当時の講師は慶應義塾大学時代の恩師の方で、ちょうど会社員としての生活にピリオドを打ったばかりの私は、誘われて聴講者として参加したのがきっかけです。
それまでは福澤諭吉に関して特に興味を持っていたわけではなく、先生から福澤諭吉の貴重なお話しをきかせていただき、どんどんのめりこんでいきました。」
その後福澤諭吉協会にも入会し、研究にも熱が入ったころ先生から講演の依頼があったそうです。数年間講演し、現在は恩師の後輩の方に任せているとのことです。
「精神的、経済的に自立した時何をするべきか、をテーマに2ヶ月に1度講演会を行なっています。前半は「学問のすすめ」「文明論の概略」「女性論」などを解説、後半は毎回多彩なゲストをお呼びして各分野(弁護士、医者、議員等)の講演を行っています。私も参加して、講演会のあと仲間たちとワイワイお酒を飲んだりするのが楽しみですね。」
また母校の慶應義塾大学三田会やライオンズクラブ等からも講演の依頼があるとのことで、
その準備のためにも日々勉強しているそうです。
「長く続いた徳川幕府体制がほころび、社会が混沌とした幕末の時代に若い人たちに、今こそ学問をすべきと講義し、これからの日本人の生きるべき道を教えたのが、福澤諭吉でした。彼をお手本にしながら、お互いに勉強し、話し合い、協力し合って明るい社会を作りましょう。というのが趣旨です。」
「一番伝えたいことは、“一身独立して一国独立する”という理念です。
国民の独立には二形態あり、一つは経済的な独立であり、もう一つは精神的独立です。
経済的独立とは、衣食住に困らないことです。また精神的独立とは、主体性ある発言や行動ができることを言います。国の独立にもこれがあてはまり、経済力と外交力です。
確かに今の日本は経済的には独立していますが、精神的に独立しているか疑問です。」
趣味は、ご夫婦でゴルフや旅行を楽しんでいらっしゃるとのことで、海外にもずいぶん行かれたそうですが、ツアーで知り合ったご家族と仲よくなり、今もお付き合いをしていらっしゃるそうです。
「最近は長時間飛行機に乗るのが疲れるので、国内が多いですね。先日北海道の礼文島に家内と旅行し、海の幸を堪能してきました。」
また今はおやめになったそうですが、ホノルルマラソンや河口湖マラソン、青梅マラソンなどに参加されてリビングにも完走証明書が何枚も飾られていました。
本当にエネルギッシュな方だなと思います。今は読書や山歩き、カラオケなどが加わって、生活を楽しんでいらっしゃいます。たくさんの本に囲まれた書斎で、深夜読書をされるそうですが、英語の原書も苦にならないそうです。福澤諭吉は尊敬していらっしゃるとのことですが、夏目漱石のファンでもあるそうです。
読書から遠ざかっていた私ですが、改めてもっと本を読もうという気持ちになりました。
太陽光発電に関しては、とても当社を信頼していただいております。
「東京電力との契約が電化上手なので、夕食を取ってしばらくしてもう寝てしまいます。そして家族が寝静まった深夜に起き出し、朝までずっと読書・勉強をします(笑)。
安い深夜料金の恩恵を受けていますよ。家内も洗濯などは深夜料金の時間帯にしています。電気代も削減できているし、昼間電気をできるだけ使わないようにしているので、売電収入も満足しています。今後屋上防水工事もケイアンドエムさんにお願いしますね。」とおっしゃっていただきました。
今回の取材で大久保様の生い立ちから現在までのたくさんの写真を、見せていただきました。多方面でのご活躍と共に、ご家族への深い愛情や温かいお人柄を感じることができ、楽しい時間を過ごさせていただきました。
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