2011年2月設置 3.075kwシステム 9.225坪分
今月のエコとも～お客様の思いをカタチにする
今回エコステーションでご紹介させていただく方は、つい最近まで工務店を経営されていらしゃいました助川様です。
「大工を志したのは、周りの友人や先輩たちの中で大工になる人が多かったからです。福島県で5年間丁稚を経験、4年間地元で仕事をして、昭和34年24歳の時に先に東京に来ていた兄を頼って上京しました。あの頃は、東京に出る人も多かった時代でしたから、大工になるのも、東京に出るのも特別な理由はありませんでしたよ（笑）。」
「10代で親元を離れての修行時代は、工事現場での泊りの作業が多く、会社で一番若かったため、仕事から疲れて帰ってきても、先輩達の晩ごはんの支度をしました。棟梁の自宅に住み込みのころも、農業も兼業でしたから、朝起きると食事前に畑作業をしました。真冬など今と寒さが全然違いますし、良い防寒服など無く、手袋は軍手でしたよ。丁稚時代はとにかく一生懸命でした。あの頃は苦労とは感じませんでしたが、今、自分の子どもの若いころを思い出すと、苦労したんだと改めて感じています。」
「最初の頃は、鉋（カンナ）本体から外した刃の研ぎ方しかさせてもらえませんでした。大工として一人前になるには5年はかかります。5年でも足りないくらいです。今と昔の仕事の大きな違いは、全て工場で機械カットされ、納品された材料を組み立てるだけで良いから、今の若い人は現場で鉋（カンナ）をかけたりするのは難しいのではないでしょうか。また、仕事で怪我も随分しました。屋根から落ちて複雑骨折もしました。病気はほとんどしなかったけど（笑）。」
10代で親元離れての丁稚時代に、とても努力をなさった、その結果が30代での独立に繋がったんだと思いました。助川様の温厚なお姿からは、想像もつかない苦労をお聞きしました。
「東京に出てきてからは、故郷の一つ上の先輩が草加市で工務店を経営していましたので、その会社に10年努めました。その後独立し、何でも真面目に打ち込む性格なのでお客様から信頼され、口コミで評判が広まって仕事をいただいたと思います。特に営業をした事はありません。社員も多い時は5～6人いました。ですから会社を閉めようと思っても、お客様から依頼があるとやめたと言えず、ついつい仕事を引き受けていました。会社に勤めているのと違って会社を閉めるタイミングが難しいですよ。」
「お客様からお願いされた仕事が、ご要望の通り完成して喜んでいただく事が一番うれしいです。また、金額が安いからと言って手を抜く事ができませんでした。だからお金儲けはできなかったと思います（笑）。」
助川様の真面目なお人柄が多くの方々に信頼されて、仕事の依頼があったことをとても感じました。
「東京に出てきて一番の思い出は、10年前に亡くなった故郷の先輩ですね、経営している会社に入れてもらい、その後独立してからも、仕事の紹介や、アドバイスをもらったりしました。仕事以外でも良く旅行に行きましたよ。」
同郷の絆がとても強く、お互いに励まし合いながら来られたんだと思いました。
「仕事を辞めてからは、健康のために雨の日を除いて週4日前後、自転車で自宅から荒川まで往復約13キロ、土手に自転車を置いて川原まで往復約3キロ歩いています。家に帰ってくると汗ビッショリです。後、近所の室内温水プールに行って1時間位泳いでもいます。時々、休日に遊びに来る孫に会うのも楽しみですよ。
三人のお子様は、皆様独立して近所にお住まいだそうです。お孫さんも5人いらして、ご夫婦でお孫さんの事をお話する笑顔が、とても嬉しそうでした。
太陽光発電に関しては「以前から太陽光には興味がありました。時々近所のホームセンターに行っては展示してある太陽光パネルを見ていました。そんな時、ケイアンドエムさんからお電話をいただきました。設置前は、家の電気のつけっ放しも気になりませんでしたが、太陽光発電を設置してからは、節電意識が出てきて、無駄な電気使用が気になりました。また、売電収入も満足しています。」とおっしゃっていただきました。
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