神奈川県横浜市
2013年2月設置 太陽光発電システム4.1kw
環境保全効果1.230kw
東京フィルハーモニー交響楽団フルート奏者
今回ご訪問させていただいたエコステーションの方は、多方面でご活躍されているフルート奏者の名雪様です。1911年創立の日本で最も古い歴史と伝統を誇る、東京フィルハーモニー交響楽団の奏者の方ですが、その他にも国立音楽大学、洗足学園音楽大学の講師も務めており、多忙な毎日を送っていらっしゃいます。
ニューイヤーコンサートを終えて、春からのワールドツアー（２週間ほどの日程でニューヨーク、パリ、ロンドン、マドリード、シンガポール、タイなどを回る）を控えている束の間のお休みのところを取材させていただきました。
「フルートを始めたきっかけは、高校に入学し吹奏楽部でフルートの担当になったことです。国立音楽大学でフルートを本格的に学び、今に至っております。
東京フィルハーモニーは、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せ持つオーケストラです。オーチャードホール、東京オペラシティコンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会のほかに、企業の冠コンサート（スポンサーがつく）、新国立劇場を中心としたオペラ・バレエ演奏、NHKの『ニューイヤー・オペラコンサート』『名曲アルバム』をはじめ、他の放送演奏など一番バラエティーに富んだオーケストラだと思います。また、芸術に関心のある層を増やす目的から、文化庁の要請でいろいろな地域で音楽鑑賞教室やワークショップなどを、開催しております。
体育館などで、本格的な演奏をするだけでなく楽器が鳴る仕組みを教えたり実技指導をしたりと、本物の芸術を身近なものとして実感できる機会を提供しています。子供達も音が出ると『おー！！』と目を輝かせてくれます。」
とても喜んでいただいているとのことで、その中から未来の観客や音楽家が生まれるかもしれませんね。
「演奏するという事は、例えばベートーベンを演奏する時はベートーベン、モーツァルトを演奏する時はモーツァルト、そういった作曲家の手紙をお客様に届ける郵便屋さんみたいなものだと思います。再現芸術ですから、自分が出すぎてもいけないし、出さな過ぎてもいけない、そのバランスが大切だと思います。その時代のスタイルもありますが、その時代にどんなことが起きていたか、その作曲家がどういう思いでその曲を書き上げたのか、理解する必要があります。ベートーベンの第九などは、数えきれないくらい演奏していますが毎回違いますし新たな発見がありますね。
オペラは敷居が高いとおっしゃる方もいらっしゃいますが、オーケストラの音量に負けないくらいの肉声で、表現するすばらしい芸術です。一度生の舞台をご覧になったら、やみつきになる方もいらっしゃると思います(字幕スーパーがあります！)。」
「新宿の楽器店でも教えているので、そこのホールで年に1,2回アンサンブルをやっています。オーケストラの場合は、個性の違う人たちの集まりで、指揮者の指示通りに音を出していくことが大事です。また、離れている席の奏者とのコミュニケーションを取りながら、演奏します。アンサンブルの場合は、気心の知れた人と一緒にやるのでそれぞれ違うおもしろみがあります。また、自宅でも音大を受験する生徒さんに教えていますが、受験する大学の先生に習った方がムダがないですね。どういう傾向か的確なアドバイスができます。又壁に当たったときは、紐解いていくと大事な基礎が抜けていたりしますので、基礎は徹底的に指導いたします。」
「プライベートでは、時間があるとウォーキングをしたり、美術館に行ったりします。ピカソが好きですね。以前プラド美術館で「ゲルニカ」を見ましたが、圧倒されました。点描画を描くスーラや日本の浮世絵なども好きです。音楽と同じで時代背景がわかると、なぜそういった絵を描いたのか理解できます。」
「太陽光発電は最初妻の方が積極的だったんですよ。設置してからは、節電も考えて深夜割引時間に洗濯を済ませたりしています。以前モニターの調子が悪かった時、すぐ対応していただきアフターフォローがしっかりしているので、安心しました。設置してから散歩していても、よその家の屋根が気になり、日当たりがいい屋根を見るとパネルを載せたらいいのになと思ってしまいます(笑)。」
ご満足いただいているようで、こちらもうれしくなりました。最後に素材の違う数種類のフルートやピッコロで演奏していただき、感激いたしました。私はミュージカルが好きで時々見に行くのですが、一度是非コンサートホールに足を運び、クラッシックの演奏を楽しみたいと思います。
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